こんにちは！株式会社はこらぼ、増田です。超々々々超ひさびさの更新となってしまったことをお許しください。ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、私｡｡保険代理店の経営に携わっておりまして、そこの経営～運営に四苦八苦しております笑。
株式会社はこらぼ は、Web物販やインターネット広告業等を行いながらビジネスコンサルティングを行っております。ビジネスコンサルティングと言いましても色々ありまして、弊社への相談は事業運営が最も多く、マッチング・ジョイン的な仕事が主で、弊社の物販やサービスに取り入れているものもあるぐらい売り上げを伸ばすお手伝い的なことが多いんです。
そんな中、珍しいことに保険代理店から社内コミュニケーション指導の相談を頂きました。この依頼を入口に旧代理店経営者・保険業と深くかかわることとなり、某全国型代理店へのジョイン、支店の立上、支店長就任、旧保険代理店にあった契約の事業譲渡、社員の転籍まで経験させて頂き、とうとう保険代理店経営にまで乗り出すこととなりました。
ここからは苦労の連続｡｡｡ここには書けない書ききれない苦労がありました笑。なかでも保険代理店の事業譲渡・Ｍ＆Ａについては大いに考えさせられました。一般的な企業以上に独特な難しさが待ち受けていました。
事業譲渡を受けた私は旧代理店代法人に事業譲渡対価を支払いながら運転資金を捻出するため借入を起こさねばならず、事業譲渡対価を支払いつつ銀行への返済をするといった二重債務に追われることになりました。
とは言え、事業譲渡を受けた時点での売上が最大で、旧代理店代表や営業マン（担当者）が居なくなると契約は徐々に落ちていくのが当たり前。事業譲渡を受けた契約と私を社長と認め業務を継続してくれた社員を母体に我々のお客様を見つけなければなりません。
反対に事業譲渡を行ってくれた会社もコンサルティングの元お客様。様々な相談に乗ることになりましたが、なかでも事業譲渡対価に準ずる法人税と消費税で少なくとも対価の約４０％が税金に消えるんです。この４０％を何とか減らせないか？と考え、対価を分割払いにしたことで我々には上記のような二重債務がのしかかっています｡｡
その後紆余曲折に曲折があり、私が事業譲渡を受けた法人は会社機能を果たさなくなりました。当然、銀行からの貸付に対し返済が滞り、旧代表が設立したサポート法人とともに銀行側から提訴。二法人で分け合うはずだった事業譲渡対価は差し押さえという事態に｡｡
そして旧代理店代表者は私に泣きついてくる｡｡好きなことを言われ、なるようにしかならない私ですが、ここでひとつ思ったことは本来私が考えたスキームで進めていればこんな事態にならなかった｡｡です。
事業譲渡などせず会社を合併し、役員として生涯を過ごして頂き、私どもから残契約に沿った役員報酬という名の恩給を粛々ともらっていってほしい。
とお願いしたのですが、それは難しいことだったのでしょうか？
お客様との関係を断つことなく。法人の役員に納まり。生涯にわたり生活には困らず。従業員の雇用も守れる。法人は吸収されこそ、努力して大きくした名称は我々の履歴事項全部証明書に刻まれるワケです。何かダメな点ってありますかね？
大きなお金を一度は掴みたい！というM＆Aにとりつかれた経営者にはダメかもしれませんが、年間の売上が１億に満たない代理店、法人であれば経営者にとってはかなりお得なスキームだと思ったんですが｡｡
いわゆる事業合併で、事業の継続・継承を考える、と事業を託す側も託される側も良い結果に近いと思いませんか？譲渡対価にしても税金に大半を消すよりも自分・経営者が生涯いかに困らないかを考えるべきだと思いませんか？
ご興味のある保険代理店、会社経営者の皆様、ご相談ください。うち、株式会社はこらぼと同じ轍を踏まないで欲しいものです｡｡
それにくれぐれも｡｡事業を売って税金を払うと何も残らない｡｡というような最悪な未来は避けて欲しいものです。さらに言えば、御社にもしきりに届くM＆Aをメインに動く会社には気を付けてください。全ての案内が悪いものだとは思ってませんが、報酬が法外な会社もあります。
５０００万の会社をM＆Aし、売主と買主からそれぞれ２０００万｡｡税金払うと何も残りませんでした｡｡この手の話よく耳にします。ホント気を付けて下さいね。
株式会社はこらぼ
代表取締役 増田 和彦
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