はこらぼ社員の日常

牛舎から見た世の牛肉販売価格

 先日、 丹波篠山市のお肉屋さんに視察と打合せを兼ねておじゃまさせて頂きました。さすが兵庫県の中心中部だけあって冷えますねー神戸とは3~4℃低いようです。今週は暖かい日が続いているので解りませんが、先週の朝方には フロントガラスがパキパキだったそうで。。

 ほんの電車で1時間半。。同じ関西・兵庫県とは思えない景色と環境にいつ行ってもビックリですね 。でもって、そのお肉屋さんですねー牛舎も経営してましてね。牛舎にもおじゃましたんです。ちょうど晩秋~初冬ということもあって秋の品評会で牛舎をドナドナした牛様にかわり。。

 カワイイ?子牛ちゃんが入園しておりました(笑) まーまーデカイんですけどね。目がカワイイですね。写真も何枚か撮っててお見せいしたいんですが牛舎の場所が解るとよろしくないな~と。そんな判断で今日は写真ナシです(笑) ただ面倒って。。それもアリです(笑)

話題は牛肉の販売価格と

 ちょうど夕方だったのでエサやりを見学しました。牛舎に慣れている牛様と入園仕立ての子牛ちゃんはエサが違うんですね。さらに牛様の中でも1年生と2年生ではエサが違うんですね。牧草はダイエット食だったりオヤツだったり。。いろいろ初めて聞く話が満載でした。

 そんなエサやり中、話題は牛肉の販売価格と牛舎の収益について。。今年は最高一頭が500万近くになったそうですが。。それでも日にち利益計算すると平均で300円ほどにしかならないそうな。。一頭500万ですよ。円ですよ。ウォンでもペソでもリラでもなく円。

 500万円の牛を飼育する牛舎が牛一頭あたりから得られる日当は300円。30頭いて9,000円。100頭いても3万円。これが現実だそうです。当然ですが100頭いたら人間も。。3~4人ぐらいいるでしょうね最低。。と考えると人に手渡る日当は7,500円。。これじゃ生活は出来ないですよね。。

 これは精肉店も同じで精肉店だけ営業しているとイマイチ儲からない。。営業が成り立たないそうなんですね。もちろん大型スーパーの価格破壊や競合店との競争で疲弊するからもあるんでしょうが。。それだけではないようで。。そもそも精肉店の売上、仕組みでは成り立たないようです。

 そのあたりはココで触れませんが牛舎と精肉店を同時経営することで利益が生まれるようです。もちろん精肉店ですから牛以外の要望もあるワケですがそこは。。あえて。。

 『 出来る範疇で最高の仕事をする 』これもプロフェッショナルな考えですね。とはいえ農家さんっていろいろな仕事、いろいろな行事、いろいろな付き合いに参加しないとやっていけないんですねー

 『 作るだけで良かった時代は終わった 』何年か前に花農家さんに聞いた言葉ですが、あらゆる業種、あらゆる職種がメイン業務だけでは自身や会社を賄えない時代なのかもしれませんねーー

 というワケで黒豆農家と併せ、ちょくちょく丹波篠山市に出向くことが増えそうです。その近況はいずれ。。


written by da hiko


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